「既にある状態に入れば安心できるはず」
「満たされた感覚になるはず」
そう思っていたのに、実際にその状態に近づくと、なぜか不安が出てくる。
焦りのような、落ち着かなさのような、
何かを失ってしまいそうな感覚。
この違和感に直面して、
「自分は既にある状態に入れていないのでは」
「やり方が間違っているのでは」
と不安になる人は多い。
だが、潜在意識の視点で見ると、
既にある状態に近づいたからこそ不安が出ている
というケースが非常に多い。
「既にある=安心」という誤解
多くの人が誤解しているのは、
既にある状態=常に安心・穏やか
というイメージだ。
だが実際の切り替わりは、そんなに分かりやすくない。
既にある状態とは、
不安が消える状態ではなく、
不安があっても立っていられる状態
に近い。
ここを勘違いすると、
不安が出た瞬間に
「失敗した」
と判断してしまう。
不安が出る理由①「拠り所」が消えるから
足りない前提で生きてきた人は、
無意識の拠り所をたくさん持っている。
・もっと学べば安心
・次のステージに行けば安心
・結果が出れば安心
これらは苦しさの原因でもあるが、
同時に“支え”でもあった。
既にある状態に近づくと、
これらの拠り所が一気に不要になる。
すると、
足場がなくなったような不安
が出てくる。
これは退化ではなく、
自立に近い感覚 だ。
不安が出る理由②「探す必要」がなくなるから
これまでの人生は、
何かを探すことで前に進んできた。
答え
方法
正解
次の一手
既にある状態に入ると、
この「探す衝動」が弱まる。
すると、
「このままでいいのか?」
という不安が出てくる。
だがそれは、
もう探さなくていい段階に入った
というサインでもある。
不安が出る理由③ 潜在意識が最終確認をしている
潜在意識は変化の前に、必ず確認をする。
・本当に戻らないのか
・また頑張りに戻らないか
・足りない前提に戻らないか
その最終確認として、
不安を一度だけ強く出すことがある。
ここで不安を否定せず、
「そう感じているな」
と受け取れると、切り替わりは完了する。
既にある状態で不安が出たときの正しい対応
不安が出たとき、
一番やってはいけないのは、
不安を消そうとすることだ。
消そうとすればするほど、
潜在意識は
「不安は危険」
だと学習する。
代わりに、こうしてみてほしい。
「不安があっても、今ここにいる」
「不安があっても、壊れていない」
この認識が、
既にある状態を定着させる。
既にある状態に定着すると起きる変化
不安の波を越えると、
人生は派手ではなく、確実に変わる。
・急がなくなる
・比較が減る
・選択がシンプルになる
・疲れにくくなる
大きな成功より先に、
静かな安定 が訪れる。
これを地味だと感じて、
また刺激を探しに行く人もいる。
だが、この静けさこそが、
本当に現実が動き出す土台になる。
既にある状態は「ゴール」ではない
既にある状態は、
到達点でも完成形でもない。
むしろ、
スタート地点 に近い。
不足を埋める人生から、
自然に生きる人生への切り替え。
ここから先は、
無理をしなくても、
必要な動きだけが残る。
もし今、不安が強く出ているなら
もし今、
既にある状態を意識し始めてから
不安や違和感が増えたなら、
それは間違いではない。
潜在意識が
「もう戻らなくていいか?」
と確認しているだけだ。
ここで答えを出さなくていい。
前に進もうとしなくていい。
ただ、
今の自分を否定しない。
それだけで、
切り替わりは静かに完了する。

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