「引き寄せは量子力学で説明できる」
「意識が現実を作るのは量子論だから」
こんな言葉、
スピリチュアル界隈でよく聞くよね。
でも一方で、
「それって本当に科学的なの?」
「都合よく使ってない?」
と疑問を持つ人も多い。
この記事では、
- 量子力学とは何か(超シンプルに)
- なぜ引き寄せと結びつけられるのか
- よくある誤解
- 科学的に言えること・言えないこと
を、冷静に整理していくよ。
■ まず結論:科学としては“直接の証明”はない
最初に正直に言うね。
量子力学が
引き寄せの法則を直接証明している、
という科学的根拠はない。
つまり、
- 「量子力学=引き寄せの正体」
- 「量子論で願いが叶うと証明された」
これは、
科学的には言い過ぎ。
ただし、
“全く無関係”とも言い切れない部分
があるのも事実。
ここを丁寧に見ていこう。
■ 量子力学って何?超ざっくり
量子力学は、
原子や電子など、
ものすごく小さい世界の動きを扱う物理学。
日常サイズの世界では、
- ボールはここにある
- 机は動かない
とハッキリしているけど、
量子の世界では👇
- ✔ 粒でもあり、波でもある
- ✔ 位置が“確率”でしか決まらない
- ✔ 観測すると状態が変わる
という、
直感と違う振る舞いをする。
■ よく言われる「観測者が現実を決める」とは?
引き寄せ界隈でよく出るのが、
「観測すると現実が決まる=
意識が現実を作る」
という話。
元ネタは、
有名な二重スリット実験。
簡単に言うと👇
- 電子を飛ばすと波のように広がる
- でも「どこを通ったか」を観測すると、
粒として振る舞う
これを見て、
「意識が結果を変えた!」
と言われがち。
でも物理学的には、
“意識”というより、
“測定装置との相互作用”で状態が決まる
と説明される。
つまり、
人の思考や願いが
直接電子を動かした、
という意味ではない。
■ なぜ量子力学が引き寄せと結びつけられたのか?
主な理由はこの3つ👇
◆ ① 世界が“確率”でできている感じがする
量子の世界では、
結果が一つに決まらず、
いくつもの可能性がある。
これが、
「無限の可能性から
意識で一つを選ぶ」
という引き寄せのイメージと
相性が良かった。
◆ ② 「観測で変わる」という言葉のインパクト
観測すると変わる
→ 「見る=意識すると変わる」
→ 「意識が現実を作る」
という連想が広まりやすかった。
◆ ③ 難解でよく分からないから“使いやすい”
正直に言うと、
量子力学はめちゃくちゃ難しい。
だから、
- 断片的な言葉
- インパクトのあるフレーズ
だけが一人歩きして、
スピリチュアル的解釈が
乗りやすかった。
■ 科学的に言えること・言えないこと
ここ、整理しよう👇
✔ 言えること
- ミクロの世界は確率的
- 観測(測定)で状態が確定する
- 直感と違う不思議な振る舞いをする
❌ 言えないこと
- 人の思考が直接物理現象を動かす
- 願えば電子が思い通りになる
- 量子論が引き寄せを証明している
ここを混ぜると、
話がズレてくる。
■ それでも「全く関係ない」とも言い切れない理由
じゃあ、
量子力学と引き寄せは
完全に無関係なの?
というと、
個人的にはそうとも言い切れないと思う。
理由は👇
◆ ① 世界は「固定」ではなく「ゆらぎ」がある
量子論が示したのは、
世界は完全にカチッと決まった機械ではなく、
根底に“ゆらぎ”や不確定性があるということ。
これは、
「現実はガチガチに決まっているわけじゃない」
という感覚を与えてくれる。
◆ ② 私たちの認知が“現実体験”を大きく左右する
量子力学そのものではないけど、
- 心理学
- 脳科学
の視点では、
同じ現実でも、
どう認知するかで
体験は大きく変わることが分かっている。
これが、
「意識が現実を作る」と
体感的に感じられる理由。
◆ ③ 比喩としては分かりやすい
量子論の話は、
「可能性がいくつもある世界」
という“比喩”としては、
引き寄せの説明に使いやすい。
ただし、
比喩=証明ではない。
ここを混同しないことが大事。
■ 危険なのは「量子=何でもアリ」思考
量子力学を都合よく使うと👇
- 病気も思考で治る
- 努力しなくても量子で成功
- 現実無視してもOK
みたいな、
“何でも正当化できる理屈”
になりがち。
でもそれは、
科学でも、健全なスピリチュアルでもない。
■ ここまでのまとめ(前編)
前編をまとめると👇
- 量子力学が引き寄せを直接証明しているわけではない
- 観測=意識が現実を作る、ではない
- 結びついた理由は「不確定」「観測」「難解さ」
- 科学的に言えること・言えないことは別
- ただし“固定でない世界観”という意味では示唆はある
- 比喩としては使えるが、証明ではない
前編では、
- 量子力学が引き寄せを直接証明しているわけではない
- 観測=意識が現実を作る、ではない
- 結びついた理由と、よくある誤解
- 比喩としては使えるが証明ではない
という整理をしてきたね。
ここからは、
じゃあ実際、
なぜ“引き寄せが起きた”と感じる体験が
多くの人に起こるのか?
その仕組みを、
心理・無意識・行動の視点で解説していくよ。
■ 引き寄せが“起きるように感じる”本当の理由
引き寄せ体験の多くは、
次の3つが組み合わさって起きやすい👇
◆ ① 認知が変わる → 見える現実が変わる
人の脳は、
自分が重要だと思っている情報だけを
優先的に拾う仕組みを持っている。
(カクテルパーティー効果)
例えば、
- 赤い車が欲しいと思ったら
→ 急に赤い車ばかり目につく - ある言葉を意識すると
→ それがやたら耳に入る
これだけで、
「現実が変わった!」
と感じやすい。
実際は、
“見え方”が変わっただけでも、
体験は大きく変わる。
◆ ② 無意識が行動を変える → 結果が変わる
願いを意識すると、
- 選ぶ言葉
- 取る行動
- 避ける行動
- 表情や態度
が無意識に変わる。
すると👇
同じ環境でも、
出会う人・選ぶ選択肢・チャンスが変わる。
結果、
「思ってた現実が来た」
と感じやすくなる。
◆ ③ タイミングと偶然 → 意味づけされる
現実には、
偶然の出来事もたくさん起きる。
でも願いを意識していると、
それが“意味ある一致”に見える。
(シンクロニシティ)
これが重なると、
「やっぱり引き寄せだ」
と確信が強まる。
■ 量子論よりずっと影響が大きいもの
それは👇
あなたの“状態”と“在り方”。
- 安心している
- 余裕がある
- 楽しんでいる
- 自分を信頼している
この状態だと、
- 行動が自然
- 人との関係が良くなる
- ミスが減る
- チャンスに気づきやすい
結果、
現実が“うまく回り始めた”ように見える。
これは量子論より、
心理と行動の積み重ねで
十分説明できる。
■ 科学的に見た「現実が変わるプロセス」
超シンプルに言うと👇
状態(感情・思考)
→ 認知(見え方)
→ 行動
→ 環境からの反応
→ 結果
このループ。
引き寄せ的に言えば、
内側が変わる → 外側が変わったように見える。
でも実際は、
内側が変わったことで、
外側との関わり方が変わり、
結果が変わっている。
■ 量子に頼らず引き寄せを活かすコツ
大事なのは、
量子力学を信じるかどうかじゃない。
“自分の状態を整えるかどうか”。
コツはこれ👇
✔ ① 安心に戻る時間を増やす
- 深呼吸
- 何もしない
- 体をゆるめる
緊張が減るほど、
良い選択が増える。
✔ ② 結果より“状態”を優先する
「叶ったか?」より
「今、少し楽か?」
✔ ③ 小さな行動を自然にやる
- 気になる人に連絡
- 少し調べる
- 一歩動く
“導かれた感じ”の多くは、
無意識に動いた結果。
✔ ④ 偶然を楽しむ
「これ面白いな」
くらいでOK。
証明しようとしない。
■ よくある誤解を外しておこう
- ❌ 信じ切らないと叶わない
→ ✔ 疑ってもOK。戻れればOK - ❌ 量子を理解しないとダメ
→ ✔ 理解不要。状態が大事 - ❌ 何もしなくていい
→ ✔ 自然な行動は必要
■ 引き寄せの本質
最後にこれだけ。
引き寄せの本質は、
宇宙の仕組みを使うことじゃない。
“安心でいられる自分”を増やすこと。
安心でいられるほど、
- 見え方が変わる
- 行動が変わる
- 関係が変わる
- 結果が変わる
その積み重ねが、
「現実が動いた」体験を作る。
■ まとめ
- 量子力学が引き寄せを直接証明しているわけではない
- 観測=意識が現実を作る、ではない
- 引き寄せ体験の正体は認知・無意識・行動・偶然
- 量子論より状態と在り方の影響が大きい
- 結果より今の安心を優先する
- 本質は安心でいられる自分を増やすこと

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