はじめに|なぜ「ブロック」があると感じるのか?
「頑張っているのに、なぜかうまくいかない」
「チャンスが来ても、なぜか避けてしまう」
「頭ではわかっているのに、行動できない」
そんなとき、
よく使われる言葉が「ブロック」です。
ブロックと聞くと、
何か悪いものが自分の中にあって、
それが邪魔しているように感じるかもしれません。
でも本当は、
**ブロックとは“あなたを守ろうとする反応”**です。
この記事では、
・潜在意識のブロックとは何か
・なぜ生まれるのか
・どう向き合えば軽くなるのか
を、初心者にもわかりやすく解説していきます。
潜在意識のブロックとは?意味をシンプルに
潜在意識のブロックとは、
一言でいうと、
**「これ以上傷つかないように、
無意識にブレーキをかけている状態」**です。
たとえば、
・失敗すると怖い
・嫌われたくない
・損したくない
・恥をかきたくない
こうした感情を避けるために、
潜在意識が、
・やる気を下げる
・不安を出す
・先延ばしさせる
・チャンスを避けさせる
といった形で、
**“止める反応”**を出します。
これが、
「ブロックがある」と感じる正体です。
ブロックは悪者ではない
ここでとても大事なのは、
ブロックは敵ではない
ということ。
ブロックは、
・過去に傷ついた経験
・失敗して恥ずかしかった記憶
・強い不安を感じた出来事
こうした体験から、
「もう同じ思いはしたくない」
という防衛反応として生まれました。
だから、
あなたを困らせているように見えても、
本当はずっと守ろうとしてきた存在です。
どんなときにブロックを感じやすいのか?
ブロックは、
特に次のような場面で出やすくなります。
・新しい挑戦をしようとしたとき
・今までより楽になりそうなとき
・収入が増えそうな話が来たとき
・人に頼ろうとしたとき
・目立ちそうなとき
つまり、
“今までと違う世界に行きそうな瞬間”。
潜在意識にとっては、
未知=危険。
だから、
「やめとこう」
「まだ準備が足りない」
「怖いから後で」
という形で、
ブレーキをかけてきます。
お金・仕事・不安に出やすいブロックの例
ここで、
よくあるテーマ別に見てみましょう。
● お金のブロック
・お金は苦労して稼ぐもの
・楽に得ると後が怖い
・自分がたくさん持つと申し訳ない
・お金持ちは大変そう
こうした前提があると、
収入が増えそうなチャンスが来ても、
無意識に避ける行動を取りやすくなります。
● 仕事のブロック
・仕事はつらいもの
・楽になると評価されない
・頑張らないと価値がない
・失敗したら終わり
この前提があると、
楽になる選択や、
新しいやり方に対して、
不安が強く出ます。
● 不安のブロック
・安心すると何か起きそう
・幸せは長く続かない
・油断すると失う
こんな前提があると、
少し楽になっただけで、
なぜか不安が湧いてきます。
これも、
「また傷つかないように」という
防衛反応です。
ブロックがあると、何が起こるのか?
ブロックが強いと、
・行動したいのに動けない
・決めたのに続かない
・同じところで止まる
・なぜかトラブルが起きる
・チャンスが来ると体調を崩す
といった形で、
**“止める流れ”**が続きます。
でもそれは、
あなたがダメだからではなく、
潜在意識が
「まだ危険だよ」と
教えてくれているサインです。
第1回まとめ
今回は、
・潜在意識のブロックとは何か
・ブロックは守るための反応
・未知に進もうとすると出やすい
・お金・仕事・不安に多い例
・ブロックは敵ではない
ということをお伝えしました。
ブロックはどうやって作られるのか?
潜在意識のブロックは、
生まれつきあるものではありません。
過去の経験と感情から、
少しずつ作られていきます。
特に影響が大きいのが、
・強く傷ついた出来事
・失敗して恥ずかしかった経験
・否定された記憶
・怖かった体験
・大きなショック
こうした瞬間に、
潜在意識はこう学びます。
「この状況は危険だ」
「次からは避けよう」
そして、
同じような場面になると、
不安や抵抗感を出して、
あなたを止めようとします。
これが、
ブロックの原型です。
子どもの頃の体験が影響しやすい理由
ブロックは、
特に幼少期に作られやすいと言われます。
なぜなら、
・物事を論理的に判断できない
・大人の言葉をそのまま信じる
・自分のせいだと受け取りやすい
からです。
たとえば、
「そんなことしたら怒られるよ」
「調子に乗ると痛い目見るよ」
「お金の話はいやらしい」
こんな言葉を何度も聞くと、
子どもは、
「目立つのは危険」
「お金は良くないもの」
という前提を、
そのまま潜在意識に入れてしまいます。
それが大人になっても、
無意識のブレーキとして残ることがあります。
なぜブロックは手放せないのか?
ブロックがつらいのに、
なかなか手放せないのには理由があります。
それは、
ブロックがあることで、
今まで“守られてきた”という事実。
潜在意識から見ると、
・ブロックを持っていたから、
大きな傷を避けられた
・ブロックがあったから、
なんとか生き延びられた
という成功体験でもあるのです。
だから、
「これを手放したら、
また同じ目に遭うかもしれない」
と感じて、
なかなか離してくれません。
ここが、
意志の力だけでは
変わりにくい理由です。
ブロックが強くなりやすい人の共通点
ブロックが強くなりやすい人には、
いくつか共通点があります。
たとえば、
・責任感が強い
・人に迷惑をかけたくない
・失敗を極端に恐れる
・自分に厳しい
・我慢が当たり前
こうした性格の人ほど、
過去の体験から、
「ちゃんとしなきゃ危険」
「気を抜いたらダメ」
という前提を強めやすくなります。
結果として、
新しいことや楽になりそうな選択に、
強い抵抗が出やすくなります。
ブロックは“今”の現実とはズレていることが多い
ここで大切な視点があります。
それは、
ブロックは、
過去の状況に合わせて作られたもの
だということ。
たとえば、
・子どもの頃は、
親に怒られたら大問題だった
・昔は、
失敗すると取り返しがつかなかった
でも今は、
・怒られても大人として対処できる
・失敗してもやり直せる
環境も、
あなた自身も、
当時とは違います。
それなのに潜在意識は、
昔のルールのまま、
今のあなたを守ろうとしている。
このズレが、
苦しさの原因になります。
ブロックが刺激されるときに起こる反応
ブロックが刺激されると、
体や心にこんな反応が出ることがあります。
・急に不安が強くなる
・胸がザワザワする
・やる気が一気に下がる
・眠くなる
・頭が真っ白になる
・理由のないイライラ
これらは、
「危険だよ」と知らせる
潜在意識のアラーム。
敵ではなく、
サインです。
第2回まとめ
今回は、
・ブロックは過去の体験から作られる
・幼少期の影響が大きい
・守られてきた成功体験でもある
・手放すのが怖い理由
・今の現実とズレていることが多い
・反応はアラームである
ということをお伝えしました。
ブロックを感じた瞬間が“解除のチャンス”
ブロック解除というと、
何か特別なワークをしないといけないように
感じるかもしれません。
でも実は一番のチャンスは、
「あ、今ブロック出てるな」と感じた瞬間です。
たとえば、
・やろうとしたら急に不安になった
・チャンスなのに気が重くなった
・なぜか先延ばししたくなった
この瞬間こそ、
潜在意識が「危険だよ」と
アラームを鳴らしているタイミング。
ここで無理に進むより、
いったん立ち止まって向き合うことが、
解除への近道になります。
ブロック解除の基本ステップ
ここからは、
ブロックを感じたときに使える
基本の流れを紹介します。
とてもシンプルな3ステップです。
- 気づく
- 受け止める
- 安心を教える
ステップ① 気づく
まずは、
ブロックの反応に気づくこと。
「今、不安が出てるな」
「今、避けたくなってるな」
と、
ただラベルを貼るだけでOK。
ここで、
「こんな自分ダメだ」
と責めないことがとても大事。
気づけた時点で、
もう自動操縦から一歩外れています。
ステップ② 受け止める
次に、
その反応をそのまま受け止めます。
心の中で、
「怖いよね」
「守ろうとしてくれてるんだね」
「ここまで頑張ってきたんだね」
と声をかける。
ポイントは、
消そうとしないこと。
ブロックは、
否定されるほど強くなります。
「そう感じてるんだな」と
認められると、
少しずつ力が抜けていきます。
ステップ③ 安心を教える
受け止めたら、
最後に今の自分からの安心を
ブロックに伝えます。
たとえば、
「今は大人の私がいるよ」
「もうあの頃とは違うよ」
「少しずつなら大丈夫だよ」
といった言葉。
これは、
“過去の自分”に、
“今の自分”が声をかけるイメージです。
潜在意識は、
この「今は安全」という情報を、
少しずつ学び直していきます。
ブロック解除ワーク①:体の感覚に寄り添う
ブロックが出るとき、
多くの場合、体にも反応が出ます。
・胸がザワザワ
・お腹が重い
・喉が詰まる感じ
・肩が固くなる
そんなときは、
体に意識を向けるワークが効果的です。
やり方は簡単。
・その感覚がある場所に手を当てる
・ゆっくり呼吸する
・「ここに気づいてるよ」と心の中で言う
それだけ。
体は、
言葉より先に反応することが多いので、
こうして存在を認めてもらえるだけで、
自然と緩むことがあります。
ブロック解除ワーク②:「本当は何が怖い?」と聞く
ブロックの奥には、
たいてい怖れがあります。
そこで、
自分にこう聞いてみます。
「これをやったら、
本当は何が一番怖いんだろう?」
すると、
・失敗して恥ずかしい
・否定される
・嫌われる
・失う
・責任が増える
といった答えが
浮かぶかもしれません。
それが出てきたら、
「そうか、
それが怖かったんだね」
と、
ただ認める。
怖れに気づいて、
言葉にするだけで、
ブロックは半分くらい力を失います。
ブロック解除で大事な姿勢
ここで一番大切なのは、
この姿勢です。
「早く消そう」ではなく、
「分かってあげよう」。
ブロック解除は、
敵を倒す作業ではありません。
ずっと守ってくれた存在と、
関係を結び直すプロセスです。
だから、
・何度出てきてもOK
・すぐ軽くならなくてもOK
・同じところで止まってもOK
そのくらいの気持ちで、
寄り添い続ける方が、
結果的に一番早く楽になります。
ブロックが緩み始めたサイン
続けていると、
こんな変化が出てくることがあります。
・不安が出ても戻るのが早い
・前より自分を責めなくなる
・少しだけ行動できる
・「まあいいか」が増える
・体の緊張が抜けやすくなる
これらは、
ブロックが完全に消えたサインではなく、
“力が弱まってきたサイン”。
この段階で十分、
人生は動き始めています。
第3回まとめ
今回は、
・ブロックを感じた瞬間がチャンス
・解除の基本3ステップ
・体の感覚に寄り添うワーク
・怖れに気づく質問
・消すより、分かる姿勢が大事
・緩み始めのサイン
をお伝えしました。
ブロックを“日常で”手放していくコツ
ブロック解除は、
一度やって終わりのイベントではなく、
日常の中で少しずつ関係を変えていくプロセスです。
そのためのコツは、とてもシンプル。
① 出たら“チャンス”と捉える
ブロックが出ると、
「またダメだ」
と落ち込みがちですが、
見方を変えると、
「今、解除のタイミングが来た」
というサイン。
出てきたら、
「よし、今ここだな」
と、向き合うチャンスにします。
② 小さな一歩で慣らす
ブロックは、
急に大きく超えようとすると、
かえって強くなります。
だから、
・全部やる → 今日は5分だけ
・一気に言う → まず一言だけ
・完璧に → できるところまで
という小さな一歩で慣らす。
潜在意識に、
「このくらいなら安全」
と教えることが、
一番の近道です。
③ “戻る場所”を用意しておく
日常では、
どうしても不安に引き戻されます。
そんなときのために、
・深呼吸
・「大丈夫」と一言
・体を緩める
・好きな音楽
など、
安心に戻る定位置を決めておく。
そこに戻るたびに、
ブロックは少しずつ弱まっていきます。
テーマ別|ブロック解除の具体応用
ここで、
お金・仕事・不安という
よくあるテーマ別に、
日常での向き合い方を見てみましょう。
● お金のブロック
お金の話になると重くなるとき、
多くの場合、
「失うのが怖い」
「増えたら大変」
「申し訳ない」
という怖れがあります。
そんなときは、
「少しずつなら大丈夫」
「今より楽になるのは安全」
と、“少し”の安心を教える。
そして、
・割引を素直に喜ぶ
・ちょっと得したら「ありがとう」
・小さな収入もちゃんと受け取る
こうした小さな受け取りに慣れることで、
流れが緩んでいきます。
● 仕事のブロック
仕事で重くなるときは、
「失敗が怖い」
「楽すると評価されない」
「ちゃんとしないとダメ」
という前提があることが多いです。
そんなときは、
「今日は少し楽でもいい」
「全部完璧じゃなくていい」
と、力を抜く許可を出す。
そして、
・5分休む
・一つだけ終わらせる
・頼めるところは頼む
こうした行動で、
「楽でも大丈夫」
という経験を、
潜在意識に積ませていきます。
● 不安のブロック
少し安心すると、
逆に不安が出てくる人も多いです。
これは、
「安心すると何か起きそう」
というブロック。
そんなときは、
「今はこの瞬間、安全」
「少し安心しても大丈夫」
と、今ここに戻る言葉をかける。
そして、
・足の裏の感覚を感じる
・周りを見渡す
・呼吸に意識を向ける
こうして、
体で“今は大丈夫”を感じることが、
とても効果的です。
よくあるQ&A
Q. ブロックは完全になくなりますか?
多くの場合、
“完全にゼロ”というより、
“出ても戻れる”状態になります。
それで十分。
人生が楽になるのは、
ブロックがなくなるからではなく、
振り回されなくなるからです。
Q. 何度も同じブロックが出ます…
普通です。
ブロックは、
長い時間をかけて作られたもの。
何度も出る=失敗ではなく、
何度も向き合える=練習中。
そのたびに、
少しずつ緩んでいきます。
Q. 一人でやるのがつらいときは?
一人で抱えず、
・信頼できる人に話す
・ノートに書き出す
・こうして言葉にする
それだけでも、
ブロックはかなり軽くなります。
言葉にする=安全が増える
ということです。
最終まとめ|ブロック解除の本質
⑤の記事で一番伝えたかったのは、これです。
潜在意識のブロック解除とは、
何かを無理に取り除くことではなく、
ずっと守ってきた反応と、
新しい関係を結び直すこと。
怖れを消すのではなく、
怖れがあっても大丈夫な自分になる。
止める反応をなくすのではなく、
止められても戻れる自分になる。
それが、
本当の意味での“解除”です。
もし今、あなたが、
・なかなか進めない
・同じところで止まっている
・自分を責めてしまう
そんな状態でも、
思い出してください。
あなたが弱いのではなく、
それだけ必死に生きてきただけ。
今日、
ほんの少しでも、
「そうか、守ってくれてたんだな」
と感じられたなら、
それがもう、
ブロック解除の第一歩です。

コメント