昨日まで普通にできていたことが、
今日はなぜか、まったく手につかない。
やる気を出そうとしても、
体も心も動かない。
サボりたいわけでもない。
投げ出したい気分でもない。
ただ、
エネルギーだけがごっそり抜け落ちたような感覚になる。
こういう日を経験したことがある人は、少なくない。
多くの人は、
この状態をこう解釈する。
「怠けているだけ」
「気合が足りない」
「モチベーションが低い」
そして、
無理に自分を動かそうとする。
気合を入れ直す。
自分を責める。
「ちゃんとやらなきゃ」と追い込む。
けれど実は、
急にやる気がゼロになる日は、
潜在意識のレベルで“切り替え”が起きていることが多い。
これは、
後退でも失敗でもない。
むしろ、
次の段階に進む直前に起きやすい反応だ。
人はこれまで、
一定のエネルギーの使い方で生きてきている。
頑張ることで動く。
不安や焦りを原動力にする。
追い込むことで成果を出す。
こうしたやり方に慣れていると、
潜在意識はそれを
「安全な稼働方法」として記憶する。
ところが、
生き方や考え方が変わり始めると、
このエネルギーの使い方が合わなくなる。
無理に頑張ろうとすると、
逆に止まる。
気合を入れるほど、重くなる。
その結果として、
一度、完全に“やる気が落ちる”状態が作られる。
これは、
潜在意識がブレーキをかけている状態だ。
「そのやり方、もう使わなくていいよ」
「前と同じ動き方は終わったよ」
そう伝えるために、
一時的にエネルギー供給を止めている。
だからこの段階では、
何をしても進まない。
やる気を出そうとしても出ない。
自分を奮い立たせても動かない。
それは、
あなたの意志が弱いからではない。
むしろ、
無意識が先に変化を始めている証拠だ。
表面的には「何もできない日」に見えても、
内側では、
これまでの生き方が静かに終了しようとしている。
ここで多くの人がやってしまうのが、
「元の自分に戻ろうとすること」。
無理に予定を詰める。
気合系の言葉で自分を奮い立たせる。
また頑張る方向へ舵を切る。
けれどそれをやるほど、
体と心は余計に重くなる。
なぜなら、
潜在意識はすでに
「次の段階用の動き方」へ切り替え中だからだ。
古いやり方で動こうとすると、
エラーが出る。
それが、
急なやる気ゼロという形で現れる。
この状態を
「ダメな日」
「何もできない日」
と決めつけなくていい。
それは、
**次に進む前の“調整期間”**だ。
急にやる気がゼロになる日に、
まずやってほしいのは
無理に立て直そうとしないことだ。
この状態で気合を入れ直しても、
ほとんどの場合うまくいかない。
むしろ、
自分を追い込むほど
心と体はさらに重くなる。
それは、
怠けているからではない。
潜在意識が「前のやり方を終わらせようとしている」からだ。
やる気が出ない日にやっていいことは、
実はとてもシンプルだ。
・最低限のことだけやる
・何も生み出さない時間を許す
・考えすぎず、身体感覚を優先する
この期間は、
前に進むための準備時間でもある。
無理に成果を出そうとしなくていい。
逆に、
この時期にやらないほうがいいこともある。
・自分を責める
・他人と比べる
・昔の頑張り方を復活させる
これをやると、
切り替えは長引く。
なぜなら、
潜在意識が
「まだ前のやり方を使うんだ」と誤解するからだ。
やる気がゼロになる日を
そのままにしておくと、
あるタイミングで自然に戻ってくる。
理由は簡単で、
エネルギーの使い方が更新されるからだ。
不安や焦りを燃料にして動く段階が終わり、
もう少し穏やかな力で動く準備が整う。
この切り替えが完了すると、
前とは違う感覚で動けるようになる。
このとき、
以前のような
「よし、やるぞ!」という
強いテンションは戻らないかもしれない。
でもその代わりに、
・無理がない
・疲れにくい
・淡々と進める
そんな感覚が残る。
これが、
新しいエネルギーモードだ。
急にやる気がゼロになる日は、
失敗の前兆ではない。
これまでの生き方を更新する直前に起きる、
ごく自然な反応だ。
何もできない自分を
ダメだと思わなくていい。
止まっているように見えても、
内側ではちゃんと切り替えが進んでいる。
やる気が戻ったとき、
気づくはずだ。
「あれ、前より軽いな」
「無理してないのに進んでる」
それが、
次の段階に入った合図だ。

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