「やらなきゃいけないのに、どうしても動けない…」
「頭では分かっているのに、体が言うことをきかない」
こんな経験、誰でも一度はあるはずです。
そして多くの人は、こう考えます。
「自分は意志が弱い」
「やる気が足りないんだ」
「怠けているだけかも」
でも、実はその“動けなさ”の正体は、
あなたの性格でも根性でもなく、“無意識”の働きかもしれません。
この記事では、
- なぜ無意識が原因で人は動けなくなるのか
- やる気が出ない本当の仕組み
- 無意識を整えて、自然に動けるようになる方法
を、スピリチュアルと心理の両面から、わかりやすく解説していきます。
■ 無意識が人生の9割を動かしている
人は「自分の意志で行動している」と思いがちですが、
実際には行動のほとんどは無意識が決めていると言われています。
心理学ではよく、
- 意識:1〜5%
- 無意識:95〜99%
という比率で表されます。
たとえば、
- 歯を磨く
- スマホを見る
- ため息をつく
- いつもの道を歩く
こうした行動は、いちいち考えなくても自然にやっていますよね。
これこそが無意識の働きです。
そして実は、
「動けない」
「やる気が出ない」
という状態も、無意識が選んでいる反応なのです。
■ なぜ無意識は“動かない”を選ぶのか?
無意識の最大の役割は、とてもシンプルです。
あなたの命を守ること。安全を保つこと。
無意識にとって一番大事なのは、
「幸せ」や「成功」よりも、まず安全。
だから無意識は、こんな基準で判断します。
- 失敗しそう → 危険
- 恥をかきそう → 危険
- 傷つくかもしれない → 危険
- 今の状態が変わる → 危険
すると無意識は、
「それ、やらない方が安全だよ」
というサインとして、
だるさ・眠気・やる気のなさ・先延ばしを生み出します。
つまり、
動けない=怠けているではなく、
動けない=無意識があなたを守ろうとしている状態なんです。
■ 無意識がブレーキをかける3つの代表パターン
① 失敗や否定の記憶が残っている
過去に、
- 頑張ったのに否定された
- 挑戦して失敗した
- 笑われた・バカにされた
こんな経験があると、無意識は学習します。
「行動=傷つく可能性がある」
すると次に同じような場面が来たとき、
無意識がブレーキをかけて、
- 動きたくない
- 面倒に感じる
- 気力が湧かない
という形で止めてくるのです。
②「自分には無理」という思い込み
無意識には、これまでの人生で作られた
セルフイメージが強く刻まれています。
- 自分は続かない人間
- 自分は大したことない
- 自分には才能がない
こうした思い込みがあると、
「どうせ無理なんだから、動くだけムダ」
と無意識が判断し、
やる気を出さないようにします。
これも、無意識なりの“省エネで安全な選択”。
③ 現状維持が一番安全だと思っている
たとえ今が不満だらけでも、無意識にとっては、
- 慣れている
- 予測できる
- これまで生き延びてきた
という理由で、今の状態=安全とみなします。
だから、
- 新しい挑戦
- 環境の変化
- 今までと違う行動
に対して、
「変わるくらいなら、今のままの方がいい」
と判断し、
動けない状態を作り出すのです。
■ 「やる気を出そう」とすると、逆に動けなくなる理由
多くの人は、動けないときにこう言います。
「もっとやる気出さなきゃ」
「気合い入れろ、自分!」
でもこれは、無意識からするとこう聞こえます。
「今のままじゃダメだ」
「変われ」
「もっと頑張れ」
無意識は“変化=危険”と感じるので、
こうした言葉を向けられるほど、
- 重くなる
- しんどくなる
- さらに動けなくなる
という悪循環に入りやすいのです。
つまり、
やる気で無意識を動かそうとするほど、無意識は抵抗する
という構造があります。
■ 無意識が整うと「勝手に動ける」状態になる
逆に、無意識が安心するとどうなるか。
- 無理に気合い入れなくても
- 頑張ろうとしなくても
- いつの間にか
「あ、やってた」
「気づいたら進んでた」
という状態になります。
これが、
無意識が主導権を持って、行動が自然に出てくる状態。
このとき人は、
- 行動が苦じゃない
- 迷いが減る
- 続けるのが当たり前
という“軽さ”を感じるようになります。
ここまでで、
- 無意識が動けなさを作る理由
- やる気で解決しない仕組み
が見えてきたと思います。
次のパートでは👇
無意識を安心させて、自然に動けるようになる具体的な整え方を、
すぐ実践できる形で紹介していくね✍️
■ 無意識を整えると、行動は“勝手に”出てくる
ここまでで、
- 動けないのは意志が弱いからではない
- 無意識が「危険」と判断してブレーキをかけている
ということが分かってきました。
つまり大事なのは、
無意識に「もう安全だよ」と伝えること。
ここからは、今日からできる
無意識を整える4つのステップを紹介します。
◆ ステップ①「動けない自分」を責めない
まず一番大事なのがこれです。
動けない自分を、否定しない。
多くの人は、
- なんでこんなこともできないんだ
- またサボってる
- ダメな人間だ
と、自分を責めてしまいます。
でもこれは無意識からすると、
「今の自分はダメなんだ」
「もっと変わらなきゃいけない」
という危険メッセージとして受け取られます。
すると無意識は、
「責められるくらいなら、もっと動かないで守ろう」
と、さらにブレーキを強めてしまいます。
だからまずはこう言ってあげてください。
「そっか、今は動けないんだね」
「守ろうとしてくれてるんだね」
責めるのではなく、
気づいて、認める。
これだけで、無意識は少し安心します。
◆ ステップ②「安心の言葉」を毎日かける
無意識は、言葉にとても影響されます。
おすすめなのは、寝る前や朝に、
心の中でこう伝えること。
「もう大丈夫だよ」
「今のままでも安全だよ」
「少しずつでいいよ」
ポイントは、
- 変われ
- 頑張れ
- もっとやれ
ではなく、
**“安心させる言葉”**を選ぶこと。
これはいわば、
無意識への“安全宣言”です。
続けていくと、
無意識の緊張が少しずつほどけていきます。
◆ ステップ③「小さすぎる一歩」を出す
無意識は、大きな変化を嫌います。
だからこそ、
拍子抜けするくらい小さな一歩
が効果的です。
たとえば、
- 1分だけ机に座る
- ファイルを開くだけ
- タイトルだけ書く
- 道具を出すだけ
「これなら失敗しようがない」
というレベルがベスト。
無意識はこう学習します。
「あれ?動いても危険じゃない」
これが積み重なると、
ブレーキが少しずつ外れていきます。
◆ ステップ④「できた」に意識を向ける
人の意識は放っておくと、
- できなかった
- まだ足りない
- うまくいってない
に向きがちです。
でも無意識に伝えたいのは、逆。
**「もうできている」「大丈夫」**という感覚。
だから1日の終わりに、
どんなに小さくてもいいので、こう振り返ります。
- 今日は机に座れた
- 1行書けた
- 記事を開けた
- 途中まで進んだ
そして心の中で、
「よくやったね」
と伝える。
これを繰り返すと、無意識は、
「行動=安心・OKなもの」
として再学習していきます。
■ 無意識が味方になると、努力がいらなくなる
ここまでのステップを続けていくと、
あるタイミングでこんな変化が出てきます。
- 気合い入れなくても始められる
- 迷う時間が減る
- 行動のハードルが低くなる
- 続けるのが“普通”になる
すると、
「頑張って動いている」
という感覚よりも、
「気づいたら動いていた」
という感覚に近づいていきます。
これが、
無意識が主導権を持った行動状態です。
■ 動けないときは「サイン」だと捉えてみる
最後に伝えたいのはこれです。
動けない=ダメな状態
ではありません。
それは、
- 無意識が疲れている
- 安心を求めている
- これ以上無理しないで、というサイン
かもしれません。
だから、
「なんで動けないんだ」
ではなく、
「今、何を守ろうとしてるんだろう?」
と、やさしく見てあげてください。
その姿勢こそが、
無意識を一番早く整える近道になります。
■ まとめ
- 動けない原因は、意志ではなく無意識の安全ブレーキ
- 無理にやる気を出そうとすると、逆に抵抗が強まる
- 大切なのは、安心・承認・小さな一歩
- 無意識が安心すると、行動は“勝手に”出てくる

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