「仕事って、こんなに楽だったっけ?」
それが、潜在意識を書き換え始めてしばらく経ったとき、ふと心に浮かんだ正直な感想だった。
以前の私は、
朝起きた瞬間から「行きたくない」「今日も長いな」「早く終わらないかな」
そんな言葉が頭の中をぐるぐる回っていた。
体は重く、気分もどんより。
特別ブラックな職場というわけでもないのに、なぜか毎日がしんどかった。
きっとこの感覚に、心当たりがある人も多いと思う。
仕事が嫌いなわけじゃない。
人間関係が最悪というほどでもない。
でも、なぜか“重い”。
その正体は何なのか。
結論から言うと、それは現実の問題ではなく、無意識の状態だった。
■ 仕事がしんどい本当の原因は「無意識」にあった
多くの人は、仕事がつらい理由を
・業務量が多いから
・上司や同僚との関係
・給料が見合わない
・向いていない仕事だから
こうした「外側の原因」に求める。
もちろん、それらも影響はある。
でも不思議なことに、環境がそこまで悪くなくても、
なぜか仕事が重く感じる人がいる一方で、
同じ環境なのに、わりと軽やかに働いている人もいる。
この違いを生んでいるのが、
**その人の“無意識の前提”**だ。
無意識の中に、
・仕事=しんどいもの
・働く=我慢
・楽したらダメ
・頑張らないと評価されない
こんな思い込みが入っていると、
現実はその通りに“しんどくなるように”動き出す。
なぜなら、
潜在意識(無意識)は、
「正しいかどうか」ではなく「信じていること」を現実化する装置だからだ。
■ 潜在意識は24時間、現実を自動操作している
私たちの行動の約9割以上は、
実は“無意識”によって決められていると言われている。
・どんな表情をするか
・どんな言葉を選ぶか
・どこに注意を向けるか
・どう解釈するか
これらはほとんどが自動反応だ。
そしてこの自動反応の積み重ねが、
その人の「現実」になっていく。
たとえば、無意識に
「仕事は大変なものだ」と思っていれば、
・小さなミスにも過剰に疲れる
・ちょっとした注意も責められたように感じる
・時計ばかり気になって時間が進まない
・余計にエネルギーを消耗する
結果として、
「やっぱり仕事はしんどい」という現実が出来上がる。
これが、
無意識が現実を動かしている仕組みだ。
■ 潜在意識を書き換えると何が変わるのか?
では、この無意識の前提を書き換えたら、どうなるのか。
私が意識し始めたのは、とてもシンプルなことだった。
・仕事は「重いもの」ではなく「淡々と流れるもの」
・頑張らなくても、必要なことは自然とできる
・時間はゆっくりではなく、意外と早く過ぎる
・私はもう十分やっている
こうした言葉を、
毎日、心の中で何度も繰り返した。
最初は正直、
「そんなので変わるわけないだろ」と思っていた。
でも、1週間、2週間と続けるうちに、
少しずつ“感覚”が変わってきた。
・朝の重さが軽くなった
・職場についても前ほど嫌じゃない
・時間の進みが早く感じる
・ミスしても引きずらなくなった
気づけば、
「あれ? 仕事、前より楽じゃない?」
そんな状態になっていた。
環境は何も変わっていない。
業務内容も、人も、給料も同じ。
変わったのはただ一つ。
自分の無意識の前提だけだった。
■ 「楽になる=サボる」ではない
ここでよくある誤解がある。
それは、
「仕事が楽になるって、やる気なくなるとか、サボるってこと?」
というもの。
実際はまったく逆だった。
無意識が軽くなると、
・余計な緊張が消える
・完璧主義がゆるむ
・失敗への恐れが減る
・思考がシンプルになる
その結果、
動きがむしろスムーズになる。
無理に気合を入れなくても、
やることを淡々とこなせる。
だから疲れにくいし、結果的に生産性も上がる。
これは、
「頑張って動く」から
「自然に動ける」状態へのシフトとも言える。
潜在意識が整うと、
人は**“戦闘モード”から“流れモード”**に入る。
そしてこの“流れモード”こそが、
仕事が驚くほど楽になる正体だった。
ここまでで、
✔ なぜ仕事が重く感じるのか
✔ 無意識がどう現実を作っているのか
✔ 潜在意識を書き換えると何が起きるのか
この土台はだいぶ見えてきたと思う。
後編では、
・どうやって潜在意識を書き換えるのか
・今日からできる具体的なやり方
・書き換わったときに現れるサイン
・「楽なのに結果が出る」状態の作り方
ここを実践レベルで深掘りしていく。
ここからは、
「じゃあ実際にどうやって潜在意識を書き換えるのか?」
その具体的なやり方と、変化のサインを解説していく。
■ 潜在意識を書き換える基本は「否定しないこと」
多くの人がやりがちなのが、
「ネガティブな思考を消そう」「ポジティブに変えよう」とすること。
でも、無意識は“否定”されると逆に強化される性質がある。
たとえば、
「仕事がしんどいって思っちゃダメだ!」
と意識すると、
頭の中にはしっかり「仕事がしんどい」という言葉が残る。
大事なのは、
否定することではなく、“前提を静かに差し替える”こと。
✔ しんどい → まあ、意外と大丈夫かも
✔ 嫌だ → 淡々と終わらせればいいだけ
✔ 無理 → 今の自分で十分
こんな“ゆるい言葉”でいい。
無意識は、
強い言葉よりも、繰り返される自然な言葉を採用する。
■ 今日からできる「仕事が楽になる」潜在意識ワーク
やることはシンプル。
1日3回、決まった言葉を心の中で流すだけ。
おすすめはこの3つ。
「仕事は、思っているよりずっと楽だ」
「私はもう十分やっている」
「気づいたら、今日もあっという間に終わる」
ポイントは、
✔ 感情を込めすぎない
✔ 事実みたいに淡々と
✔ 反論が出てもスルー
まるでラジオのBGMのように、
頭の中で流しておくだけでいい。
これを
・朝起きたとき
・仕事前
・仕事中のふとした瞬間
に入れていく。
頑張らないことがコツだ。
■ 書き換わり始めたときに出る“サイン”
潜在意識は、
ある日突然ガラッと変わるというより、
気づいたら変わっていたという形で現れる。
よくあるサインは、
・朝の憂うつ感が少し薄れる
・「まあ何とかなるか」と思える瞬間が増える
・時計を見る回数が減る
・仕事中、無心になれる時間が出てくる
・小さなことでイライラしにくくなる
そしてある日ふと、
「あれ? 最近、前ほどしんどくないな」
と気づく。
これが、
無意識の前提が静かに切り替わった証拠だ。
■ うまくいかないと感じるときの対処法
「やってるのに変わらない」
そう感じる時期が来ることもある。
でも、それは失敗ではない。
無意識は、
長年の“当たり前”を上書きされるとき、
一時的に元に戻そうとする反発を起こす。
この時にやるべきことは一つ。
「あ、今切り替わってる途中だな」と受け流す。
✔ 無理に信じようとしない
✔ 結果を早く求めない
✔ ただ淡々と続ける
それだけでいい。
氷が溶けるみたいに、
ある瞬間を境に、
スッと感覚が変わる。
■ 楽なのに、結果が出る状態とは?
潜在意識が整ってくると、
不思議な感覚に入る。
それは、
**「別に頑張ってないのに、なぜか進んでいる」**という状態。
・気づいたら必要な行動をしている
・無駄な迷いが減る
・疲れにくい
・終わった後も、消耗感が少ない
これは、
やる気や気合で動いているのではなく、
無意識が“流れ”として動かしている状態だ。
この状態に入ると、
仕事は「戦い」ではなく、
ただの“流れ作業”に近くなる。
だから楽だし、
でもちゃんと終わるし、
結果もついてくる。
■ 仕事が楽になると、人生全体も軽くなる
仕事が占める時間とエネルギーは大きい。
だからここが軽くなると、
・家に帰っても余裕が残る
・イライラを引きずらない
・「明日が嫌だ」という感覚が減る
・休日の回復が早くなる
結果、
人生全体の“重さ”が変わってくる。
多くの人は、
人生を変えようとして、
環境や目標や収入を変えようとする。
でも本当に効くのは、
「毎日の体感」を変えること。
その入口が、
「仕事が楽になる」だったりする。
■ まとめ:現実を変える鍵は、いつも無意識にある
仕事が驚くほど楽になる理由は、
環境が変わったからでも、
能力が上がったからでもない。
無意識の前提が変わったから。
・仕事=しんどい → 淡々と流れるもの
・頑張らないとダメ → 今の自分で十分
・時間が長い → 気づいたら終わる
この前提に切り替わるだけで、
現実の“感じ方”は大きく変わる。
そして、
感じ方が変われば、
行動も、結果も、人生も変わっていく。
もし今、
仕事が重い、しんどい、つらいと感じているなら。
無理に耐える前に、
無理に変えようとする前に、
まずは今日から、心の中でこう流してみてほしい。
「仕事は、思っているよりずっと楽だ。」
「私はもう、十分やっている。」
「気づいたら、今日もあっという間に終わる。」
それだけでいい。
現実は、
あなたの無意識が決めた“前提”通りに動くのだから。

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